前立腺肥大症・前立腺癌

前立腺のお話

前立腺は男性の泌尿生殖器で、膀胱底(ぼうこうてい)に接しており、形は栗の実に似ている。膀胱から尿道を取り囲むかたちで存在して、尿道は前立腺の前方を貫通し、左右の射精管は尿道の後方を貫通している。大きさはクルミ大で、約20グラムである。肛門(こうもん)から指を入れると数センチメートル先の前方で前立腺に触れることができる。構造上、内側の移行ゾーン(内腺)・中心ゾーン(内腺)と・辺縁ゾーン(外腺)にと分けられる。
前立腺からの分泌物は乳白色でさらさらした液であり、内腔(ないくう)に貯留されるが、射精で排出される。精液の約30%は前立腺分泌液で精子の運動を活発にするといわれる。一般的に、50歳以上になると、男性ホルモンの減少、失調などによって前立腺肥大がおこる。肥大になると大きいものでは100グラム以上にもなり排尿障害が生じる。なお、前立腺外側には癌も発生する。
ちなみに前立腺を果実にたとえると、夏ミカンである。

前立腺には2つの働き・病気がある

図の如く、前立腺の働きは、尿をため送りだす膀胱の出口にある水門としての働き(1.泌尿器)と、精液の主成分である前立腺液をつくる働き(2.生殖器)です。
代表的な病気は、二疾患である。

  1. ミカンのが朽ちてくるような病気として、前立腺癌がある。
  2. ミカンの食べる部分が大きくなって中心部(尿道)が圧迫されるのが前立腺肥大症です。

治療は、癌は死に至ることもあるので外科的な治療(取り除く)のほか、内分泌療法、放射線照射などがおこなわれる。前立腺肥大症は、開きをスムースにする投薬で症状の改善を得られるが、必要ならば手術(中心部付近のミカンの食べる部分を取る)がおこなわれる。

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